写真・文 北奥耕一郎
ヨーロッパを取材中にこのようなほほえましい光景に出会った。小さな子供がまたがるポニーが実にかわいい。
レッスンの順番を待つ彼女の後ろで紳士(?)が行儀良く待っている。ふざけたり、大声を出したり、騒いだりしない。
そう、こちらでは幼いころから「社交界のマナー」教育を受け、大人としての振舞いを身に付けているからだ。まさに、未来の紳士と淑女をそこに見た。
しかし、この子供たちを撮影していてあまりのマナーの良さに物足りなさを感じた。アジアの子供たちの元気良さが懐かしくなった。行儀が悪いのは困るが、少しぐらい羽目をはずしても元気なほうがいい。
まぁ、いずれにしても子供というものはかわいいものである。
情報誌フルフル第6号より
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